今日は、澄み渡る青空でした。
京都の桜は今年は少し遅く、まだ五分咲くらいのところが多いです。
今日は広隆寺に、「弥勒菩薩」様に会いに行きました。
我が旦那さんは、とってもファンキーな人なのですが、なぜか「みうらじゅん」と同じくらいに仏像が好きなのです。ぜひとも、しっかりと本物を見たほうがいいと連れてくれました。
広隆寺は桜がちらほら咲き始めでした。
境内はきれいに掃き清められ、すがすがしい気を感じます。
霊宝殿で、国宝第1号である飛鳥時代の弥勒菩薩半跏思惟像を参拝しました。
なんというか、素晴らしい仏像はいっぱいあるに違いないのですが、決定的に何か違う。。。
その姿から感じられる崇高さ・たとえようのないやさしさ。
そのことは、哲学者のカール・ヤスパースの言葉で確信しました。
言葉からの抜粋です。
「私は今日まで何十年かの哲学者としての生涯の中で、これほど人間実存の本当の平和な姿を具現した芸術品を見たことは、未だ嘗てありませんでした。この仏像は我々人間の持つ心の永遠の平和の理想を真にあますところなく最高度に表徴しているものです」
そのお姿を京都で近くで見ることができることに感謝しました。
今、東日本は大震災・原発事故で壊滅的です。
暮らしも、体も、心も何もかも・・・
被災してない人たちも、比べものにならないかもしれませんが、苦しんでいます。
遠い昔、苦しいとき、仏像に心の平和を託す。
それは今も同じように思います。
本当の人を救う宗教は、必要だと感じます。
それは、心のありよう、持ち方を教えてくれるものだと感じます。
ヨガがそのほんの少しでも担うことができればと願います。
4月10日(日) 京都・宇治 黄檗宗萬福寺でヨガをします。
お寺のヨガは、心にとても優しいと思います。
たくさんの方と、静かなヨガの時間を過ごしたいと思いました。
合掌