恐るべき「アンチエイジング」
初めて読む作家。
そのタイトルに魅かれて。。。
魅かれてというのは、アンチエイジング賛成とか、自分自身も若返りたいというのとは真逆で、いったいどんなストーリーなのか、アンチエイジングって、いったいどうなのか?ちょっと知りたくなった。
あまりお勧めの小説ではない。
内容もテレビドラマのようで、だから、読みやすいかもしれないが、深く考える内容ではない。
まさか、ここまで浅はかだろうか、人間はと、あきれてしまう。
そんなに若さが大切だろうか?
毎年ただ、年を重ねているだけなのに。
誰しも若い時が無かったなら、いざ知らず、ちゃんとそれぞれの年代を過ごしてきた。
もう一度若いころに戻りたいと思ったことは一度もない。
実年齢より若く見られたり、女性なので「きれいですね!」とかお世辞だとわかっていても言っていただければ、もちろんうれしいが、何と比べて、誰よりきれいになりたいのだろう。。。
自分自身を受け入れて、死ぬまでこの自分で生きていくしかない。
自分なりに、こうでありたい自分を意識するのはもちろん大切だ。
それは、アンチエイジングとは、何の関係もない。
分相応
年相応
他人の目を気にしてのことではない。
自分の軸をブラさないための指針。
この小説のいいところがあるとしたら、整形やホルモン注射、薬の恐ろしさをありありと表現していることだろうか。
著者は、芸能プロダクションを経営しているという記載があるので、その描写がほんとにリアル。
芸能人って、大変なんだなあと思う。
生・老・病・死
それが、当たり前。
綺麗で、若々しいことはもちろん素敵なことだけれど♡
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