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Calm Oneself  自分自身が穏やかになること。 そんな思いで、京都・宇治・城陽でいろんなヨガ教室を主宰しています。 自分に気づくヨガとの出会い。 ヨガは生きることそのものです。 そして、 我が家の猫たちが、一番の私のヨガの師匠。  猫の話も少しだけ。
2018年08月14日 (火) | 編集 |
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昨夜、BS-NHKで放映された映画「おくりびと」

予想以上に心に残るいい映画でした。


この映画は2008年に上映されました。
今から10年前。
その年は私にとって、特別な年で、前年に母ががんで亡くなり、この年の12月に父が追いかけるように亡くなりました。

当時リアルタイムでこの映画を観た妹が、号泣したと話してくれました。
私はその話を聴き、私が観たらどうなるか?
想像することも恐ろしく、観ることが出来ませんでした。
この映画をもっと、死ぬということを重たいダークな印象で描かれていると勝手に思っていたからです。

昨夜、勇気を出して、観ましたが、本当に観て良かったです。
映画の根底に流れているのは、死に対してある意味肯定的で、光のような希望が見えました。
それは、私が考える「死」と同じイメージです。

10年が経ったからこそ、そう思えるのかもしれません。

主演の本木さんの納棺師の佇まいは、演技とはとても思えないほど、自然で凛としていました。
素晴らしいです。
手の先まで、神経が行き届いていました。

広末さんの演技力は安定ですが、彼女のセリフで遺体と関わる仕事に対して、
「けがらわしい!!」
というその場を凍りつかせる場面がありました。

私には、その感覚が全くありませんでした。
親友からも、「もっとまともな仕事をしろ!」と言われる場面がありますが、世間一般では忌み嫌われる恥ずかしい仕事なんだなという認識を持ち、そのことに愕然としました。

「死」は忌み嫌うものではないからです。
誰しもに必ず訪れる、ある意味旅立ちという希望です。

このようなテーマの映画のエンディングはどうなるのか。
そう思いながら、観ていると、その場面は、これが映画なんだと思い知る素晴らしいものでした。

セリフがありません。
ただ、実父の亡骸の硬直が始まり強く握られた手の中から、白い丸い小石が、納棺師の作業の手を合掌にするために開かれるときに、零れ落ちるだけです。

その圧倒的な大きな思いと今までの人生の意味とに胸が締め付けられるような感動が押し寄せます。

ラストシーン。

こんなにも心に残るシーンを描く映画。


期せずして、お盆に、
そして、両親の死から10年を経て、
この映画を観ることが出来て、静かな思いで感謝します。

両親は死んだけれど、確かに今、私の中で生きています。
誰よりも私を支えてくれているのです。

合掌



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